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執筆者の写真Masaya Sakamoto

5個覚えればイケる。コードの話⑥〜Lは青色のように感じます〜


前回はコードというものは、Root、3rd、5th、7thから成る和音ということをお話しました。 今日はその中でも一番のムードメーカー、3rd君のお話。 彼の気分によってコードの響きが驚くほどかわります。 基本ご機嫌なんですが、少しブルーな気分の時はその場全体を暗くする勢いなんですw ちょっとめんどくさいやつ!w 具体的にみていく前に、前回少し触れた全音と半音の話を。  

鍵盤(黒鍵も含みます)同士の間隔を「半音」と「全音」という単位で数えたいと思います。 ドとレの関係は、間に黒鍵が一つあるので「全音」。 レとミの関係も同じく「全音」ですね。 一方、ミとファの間には黒鍵がないので「半音」の関係になります。 ギターだとこんな感じ。 

半音上がる時はギターのボディ側に、下がる時はネック側にそれぞれ1フレット分ズレます。 ピアノだと黒鍵と白鍵が混じってややこしいですがギターは1フレットズラすだけなのでとっても楽チンですね。ラッキー🤞 「3rdの気分が少しブルーになる」時、というのはいつもより音が半音下がってしまうんです。 Cコードでみてみましょう。 これが 

こう。

ギターだと、

これが

こう。

弾き比べてみてください。かなり響きが変わりますね。 この3rdが半音下がった状態をマイナーコードと呼びます。 つまり前回までで発見した5つのポジションの3rdを1フレットずらせば、また35個のマイナーコードが現れる訳ですね。

わーおわーお!! メジャーな〇〇とか、マイナーな〇〇、とかよく言われますが、コードの世界では 「明るい」「暗い」と言ったニュアンスで捉えておくとわかりやすいですね。 大事なんで再度いいますが3rd君は彼の気分次第で全体のムードに強烈な影響を与える中々濃いキャラクターなのです。 余談ですが、Aerosmithの「crazy」と曲の一節に「i feel like the color blue」という言い回しがあって、「お前のことを想うとブルーになっちまうぜ」みたいな内容だったと思うんですが、なんて粋な表現なんだとガキんちょながらに関心した記憶があります。 ブルー繋がりでサブタイトルにしようと、いま調べてみたら「Lは青色の様に感じます」になりましたw なんかちがうーーー。


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