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  • 執筆者の写真Masaya Sakamoto

ざんないソロにならないために。


歌モノにおけるギターソロはギタリストにとって非常に重要なパートです。

その数小節は歌に代わって曲の顔になり、歌とはまた違う表現で曲の世界観を作りあげ、リスナーをウットリさせるという使命がありますからね。 その大義を果たすべく、ギタリストは知恵を絞って己のベストを尽くすんですが、あるポイントを間違えるとせっかくのソロが台無しになってしまうことがあります。

それは「締め方」です。 ソロの締めは、その後の歌が最高に素敵な状態で入れるようにバトンタッチする必要があります。 たまに歌に入ってるのにまだ気持ちよく弾き続けてるギタリストを見かけますが、残念ながら気持ちいいのは本人だけで、周りから見ると「まだおんのんかい」となってしまう場合がほとんどです。 ギタリストは目立ってナンボな部分もありますがカッコ悪い目立ち方はやはりノーサンキューですね。 僕の場合は、やっぱりバトンタッチという意識が強いので、ソロの終わりを、次の歌のメロディーが入りやすいようなラインで繋げてあげるような気持ちで作る時が多いです。 歌に被ってしまう時もピロピロ弾いたりせずロングトーンで歌メロに当たらない音を選びます。 この時注意しないといけないのが、メロが動いていくと当たる瞬間が来る時もあるのでその直前で音をキチンと止めることです。 締め方の締め方まで細心の注意を、ということですね。 あとはソロの後にくる歌のテンションも考えて、グワーッと盛り上げてからバトンタッチなのか、徐々にクールダウンしてそっとバトンタッチなのか、という点もとても、大事だと思います。 そこは各々の表現なので正解はひとつではないですが、歌の世界観を理解しているかどうかで、より深みのあるものにできると思うので歌詞を知ることも大事ですね。 上記のようなポイントをしっかり捉えつつ、その上で歌と並行して素晴らしいソロを完成させている方もいらっしゃいます。 先ほど「歌に入ってるのにまだ気持ちよく弾き続けてるギタリストが残念な場合がほとんど」と書かせていただいたのはその為です。 曲によってはこれに限らずなことも多々ありますが、ソロの締めがバシっとキマれば楽曲がグッとドラマチックになること請け合いです。 締め方、こだわっていきましょう〜。 追記 「なるほど」と感じていただけた方は、これをヒントにソロの素敵な入り方も考えてみるとまた新たな発見があると思います。 

ではまた〜

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