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  • 執筆者の写真Masaya Sakamoto

Kemper/Direct Profiling音は使えるのか?


最近Kemperのダイレクトプロファイリング(以下DP)にハマってます。 ケンパーは元々アンプ〜スピーカーの前に立てたマイクまでの音を解析して再現するとんでもないマシンで、ライブの際もアンプは使わずケンパーからの音を直接PAさんに送ってコロガシから返してもらう音で演奏をしてます。

この緑のヒト↓

お客さんに聴こえる音は全く問題なくPAさんからも好評なんですが、この音を自分のモニター用にギターアンプのキャビネットを通して出すと、ギター→プリアンプ→パワーアンプ→スピーカー→マイク(ここまでケンパーのプロファイリング音)→実物パワーアンプ→実物スピーカーという流れになり、重複してる部分とかの関係で、絶妙にアンプよりしょぼい音になります。(一応シュミレートでキャビ以降の部分なしにできるがやはり違和感がある) 「外に出てる音はいいから問題ないぜ」という感じでいつも弾いてるんですが、できるならより良い音で自分でもモニターしたいのが人情ってもんです。 そこで登場したのがDP。 こちらは、ライブでの使用を考慮して、上記で書いた重複してる部分を省いてプロファイリングできるようにしようというもので、簡単に言うとアンプのプリアンプとパワーアンプの部分までをプロファイリングできるのです。 これならパワーアンプは2回通ることになりますがキャビとマイクの干渉がなくなり、実際のアンプのキャビネットで鳴らした時に、よりアンプライクな音で鳴らせるようになるのです。 すみません、自分で書いててアタマこんがらがってきましたw とにかく! より良い音をゲットできるぜっ!てなことで、いつもお世話になってるエンジニアの原さんを誘ってDP会を開きました。

この黄色いヒト↓

今回白羽の矢を立てたのは Matchless DC30と Bogner HELIOS100。 どちらも超高級アンプ!

三軒茶屋Noahさんで無料レンタルしてくれます。感謝!

このヒトたち↓

スタジオにてアンプで好みの音を作り まずはマッチレスから開始。 しかしエラーが出てプロファイリング失敗したりプロファイリング音が異常に歪んでしまいました。 インプットはクリップしてはないんだけどな。。 配線が間違ってるのかとか確かめて、一から繋ぎ直したりしたが結果変わらずなんで一度諦めてHELIOSで試してみました。

こちらはスムーズにいきました。 *やってるうちにわかってきたのだが、スピーカーアウトからの信号をDIでだいぶ落としてあげないといけませんでした。つーかその為のDIでしたwあとでマニュアルみたらばっちり書いてけど何も考えずに繋いでました。 お馬鹿さんっ。*

プロファイルちう。この際耳栓がおすすめです。

プロファイリング音を早速原音と聴き比べてみるとほとんど一緒なんですが、微〜妙〜に音が大人しくなる気がしました。 これはプロファイリング音をキャビから出す用に繋いでるmooerのパワーアンプの影響もあるのかもしれないです。 ただ、一度目を離した隙に切り替えられてたらもうアンプかケンパーからかわからないレベル。 すげー。。歪みももちろんやったんですが動画撮ってなかった。。

で、改めてDC30でトライ。しっかりDIでアンプからの出力を落として今度は成功。 何回か試しましたが、マッチレスはよほどパワフルなのかアンプ背面のアウトプットセレクターで出力半分にしてやっといい感じにできました。 *これはプロファイリングだけでなくKemper使う時に、「なんか変な音だな」と思ったらまず入力や出力の状態を調べるのが良いです!だいたいそこが変な感じになってます!* 

DC30もほぼほぼ一緒に音になりました。

おケツ向けててすみません。

すばらしい。

とまあこんな感じでやってきましたが、

結果、 DPは本物とほぼほぼ一緒の音まで再現してくれるということがわかりました。

プロファイリング後ケンパーの方でゲインとかいじっってもすごいいい感じでドライブするし使いやすい。 鳴らすキャビが変わると当然ですが音は変わるので「このアンプの今の出音じゃなきゃやだぃ!」という人は同じキャビで出すか、そのアンプ買うのがいいでしょう。

色んな音を楽しみたい人にはオススメです。 でもキャビが変わっても決して使えない音ではないので、元のアンプと全く同じ音を求めるのではなく単純に一個のアンプヘッドと考えて、鳴らしたキャビで新たな音を作ろうという気持ちでいるのがよいかも。 使い方としては、僕の場合は大きい会場は最初に書いたようなやり方でも問題はないんですが、周りのプレイヤーがアンプからの音があったほうがやりやすそうな時や、生音が客席にも干渉してくるようなサイズのハコで使えるといいなぁと思います。 まぁその場合は生アンプでもいいですが、選択肢の一つとしてもっとくと、やり方次第でかなり色々使えそうですね。 あとやはり生のアンプを自分でプロファイリングして違いを聴き比べたりすることで音についてより理解が深まるなぁと思ったので今後も色々やっていきたと思います。 宣伝になりますがRecなどで「色んな音を使ってみたいけど、アンプ何台も持ってないしなぁ〜」なんて方には、Kemper持ってギターテックとして一緒にいい音を作るお手伝いもしておりますので、興味が湧いた方はHPのContactフォームからお気軽にご連絡くださいませ。 ブログ第1回からかなりマニアックな内容になりましたが、今後はギターの奏法やアレンジについても触れていければと思います! 本日はこの辺で〜。 


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