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執筆者の写真Masaya Sakamoto

安定は何処へ


先日SNSにアップしてた動画を観て、

「坂本っちゃん4〜5弦と1〜2弦弾く時の手首の

位置が一緒になってるよ!」

と先輩ギタリストの兄さんからアドバイスをいただきました。

何がいかんのかと言うと、4〜5弦と1〜2弦は場所も身体からの角度も違うので、それを同じ手首の位置で弾くということは、「全く違う弾き方」になってしまい、音色的にもバラバラになり、プレイアビリティ的にもコントロールしにくくなるということになるのです。

とは言え私もその辺は結構考えまくってきた人間で、常に弾きたい弦にアジャストするようにピッキングする時は自然落下の力を使って、井戸に桶を落とすみたいなイメージ(若者に伝わんねーか)で弾いてるつもりであったので、「またまた〜」なんて思いながら確認すると、確かに固まってました。

できてねーじゃねーかw

で自分なりに問題点を探してみると、

・どうやら座りで弾いてる時にこの症状が出やすい。

・実は動画録る時はカメラの置き位置とかの関係で、自分の椅子をちょいと高めに上げてて足元がちょいと不安定。

・安定させるために肘でギターのボディを支えてしまっている。

結果、肘から先しか動かせず、手首の位置を自由に変えられなくなってるんじゃないかとという結論に達しました。

肘をギターのボディに置くと確かに安定はするんですが、本当に安定したいのはピックと弦の距離感や角度です。

6弦を弾く時も1弦を弾く時も、手と弦を同じ関係性で保つには、この肘の支点があると不可能で、肘、ひいては肩までリラックスして常に移動できる状態、いわば不安定な状態の方がいいんですね。

(誤解がないように補足すると、全部が不安定なのはよくないです。めちゃ悪い背筋とかでこれをやっても効果ないと思います)

という訳で、諸々踏まえて、椅子ちょっと低くしーの、肘と肩を緩めーの、を意識してみました。

見比べてみると、高音弦や低音弦を引き分ける際、手首の先ではなく手首ごと移動して、腕全体も柔らかく使えるようになっていることがわかります。

できてるつもりができてないことは多々あり、自分で気づくのは難しいですね。

まことにありがたいご指摘でありました!

動画投稿はこういう利点もあるんですねw

感謝して今日も頑張りますー💪


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