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  • 執筆者の写真Masaya Sakamoto

ゲラ


お笑いを観るのがとても好きである。 そして我々の世代はもうばっちりダウンタウン世代であり、東京に出てきて周りに友達もいないし遊ぶお金もない時に、松っちゃん浜ちゃんの笑いに本当に助けられたものだ。 まさに日曜日からの使者なのであります。 そんなDT松本さんであるが、いつも思うのが彼はとっても「ゲラ」(関西弁で「笑い上戸」を指す)である。 新人若手芸人が出てきて、そこまで周りがドカンとウケてなくても笑ってしまってる様子をよくお見かけする。(M1とかは我慢してそうだけど)。 何気にこれってすごいなと思うのである。 もちろん彼の頭の中で、名棋士が何手も先まで読んでしまうように、そのネタが発展しまくって面白いもんになってしまったり、テレビ用のリアクションというのもあるんだろうけど、 新しい笑いや知らないことに対しての変なフィルターがないんだと思う。 歳をとったり経験値が上がったりすると、自分の知ってるもの以外のものが出てくると身構えたり拒絶反応が出たりしがちだ。 同世代の知人にも「最近の若手ようわからんわー」とか「最近の音楽はもうつまらんわー」とか言うてる人はチラホラいるけど、 "知らないもの拒絶フィルター"がかかってるから、最初から「おもしろくないもの」として見てしまってる事は多々ある。 そのフィルターはない方が絶対いいと思う。 そいつが顔を出しても、意識して新しいものを「おもしろそう」と思って経験するだけで、素晴らしい発見がたくさんあるし単純に人生楽しくなるし。 松本さんに限らず、色んな道の一流の人は"知らないもの拒絶フィルター"がなかったり意識してなくしてるように感じる。 だから新しくていいものをどんどん取り込んで自分をアップデートし続けられるんだと思う。 私もいくつになっても音楽、いや人生の「ゲラ」でいたいなと思うのである。


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