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執筆者の写真Masaya Sakamoto

クリックとグルーヴとSNSの件。


「上手くなりたい!」 よし運指の基礎練習だ!リズム感強化だ! ってな時にクリックを使ったことがある人は多いと思います。 さて、ここで皆さんにとってクリックってどんなイメージでしょうか? 従うべき絶対的なもの? 友達? ガイドさん的なもの? 色々あると思いますが、僕はクリック(延いてはグルーヴというもんにも関わってきますが)は、SNSのタイムラインみたいなもんだと捉えてるんです。 以前とあるライブの時に楽屋で、すごい速いテンポの16分音符で鳴るクリックに合わせて16分音符の練習してる人をみかけたんですが、これは最初にあげた「従うべき絶対的なもの」になる気がします。 (その方は何か狙いがあって敢えてやってたかもしれないんで、悪いとかそういうことではなく、あくまで捉え方の話。) ガイドさん的なもの、と言うのも、そこに頼ってるというか「クリック待ち」な感じもします。 「クリックの奴隷にならず友達になれ」というのはよく言われてて、これは確かにいいと思いますが、 「そんなふわっとしたこと言われてもよくわかんねーわ!」 という人もいると思います。 ここで僕のクリック=SNSのタイムライン説を話させてください。 SNSは色んな人が呟いたりして賑わいますね。クリックはその時間軸です。まさにタイムライン。 呟く人たちは他の演奏者です。 ここに自分はどう接していくかなんですが、 あんまり四六時中チェックして、誰が何を言ってるかとか気にしたり、ライバルのリア充っぷりを見せつけられても凹みます(しょっちゅうあるわーw) かと、いってあんまり放置しすぎも世の中の動向がわからなくなって困りもんです。 自分のやることしっかりやって、たまに呟いたり皆が何してるのかを見るくらいが丁度いいですよねw 同様に、演奏においても、クリックとは別に自分のタイムラインをしっかり持つことが大事になってくると思います。 でも自分勝手なタイムラインでは人には伝わっらない。 なので「皆んなの共通の時間」を知ることが必要になります。標準時間、つまりそれがクリック。 クリックに「合わせに行く」のは、時計の秒針を凝視して、一秒も狂わずに行動するようなもんです。 あくまで「自分の時間軸で弾いて、それがクリックに合っている」という感覚を作っていくのが目的だと思います。 「お腹空いてきたからそろそろ12時か!やっぱそうだ!」みたいな。 はじめは誤差が大きくても慣れてくるとだんだん正確になってきます。 同じクリックを鳴らしての練習でも意識をどこにおくかでかなり意味合いが変わってきますね。 おススメは速いテンポよりゆ〜っくりのテンポでやった方が、クリックとクリックの間の無音が多くなり、自分で時間を数える、能動的に軸をつくる、ということになるので効果的です。 2拍目4拍目だけを鳴らす、1拍目だけを鳴らす、とかもいいですね。 とにかく自分で時間を感じる。 前ノリとか、後ノリとかいうのはクリック(標準時間)に対して、どれだけ前後にいるかということです。 

前ノリは関西人、後ノリは沖縄タイムみたいなもんですかねー。 (ちなみにこれを標準時間を知らない人がやると、ハシる、モタる、になります) 

この感覚がわかってくると、 実際に人と演奏する時に、他のプレイヤーの時間軸に対して自分が乗っかってみたり、自分の時間軸に引き寄せてみたりすることができるようになるんです。 そして標準時間を知ってる演奏者全員の時間軸のバランスがものすごくいい状態の時が、いわゆる「ナイスグルーヴ」なんではないかと。 「○○なう」とツィートしたら、友達も同じこと同じタイミングで呟いてて、「いいね!」した!みたいな!(さすがにこの例えは無理があるかw) つまりまとめると、 《ブレない自分をしっかり持って、他者と同じ時間をいい感じに生きよう!》 ということですね! おぉ、まさに人生のよう。 

結果超ふわっとしましたがwww 兎にも角にもクリックを使っての練習はとっても大事です。

SNSもクリックもいい距離感で楽しみましょう〜☆ 


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