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執筆者の写真Masaya Sakamoto

自分に合わせられる?


歌録りでは必ずと言っていいくらいお馴染みの「ハモり」でありますが、ギターや楽器隊はハモを録ってみる機会が少ない人も多いのではないでしょうか。


メタル系ギターではツインのハモとか、アニソン系のイントロではシンセリードみたいな感じでオクターブ重ねて厚みを出したりすることがよくありますね(オクターバー使うことも多いですが)。


実はこの「自分の演奏にハモって録音する」ことは、めちゃくちゃ演奏レベルのアップにつながるので、注目ポイントとその効果についてまとめてみました。


①ニュアンス

ユニゾンにしろオクターブにしろハモにしろ、重ねる時は元のテイクのニュアンスに可能な限り近づける事が基本です。


音の強弱、スライドで繋げるかハンマリングやプリングでいくか?ビブラートのかかり具合はどうか?などをチェックして揃えましょう。


②リズム

音階よりこっちがズレてる方が気持ち悪かったりします。


ピッチにばかり気をとられる人がいますが、リズムはそれと同等、いやそれ以上に音楽の重要なファクターです。


一本目の微妙な揺れにまで、へばりつくような感じで引っ付いていきましょう。


③リリース

こちらもリズムの話なんですが、音のお尻、切り際ですね。こちらも揃ってないと何とも気持ち悪くなります。


実際の歌録り現場でも、レコーディング慣れしてない方だと、主線とハモのリリースが全然揃わない時があります。


逆にここを一発で決めてくる人は「あーこの人ちゃんと考えてるなー上手いなぁ」と思いますねー。


音を出してる時の意識ももちろん大事ですが、無音の部分に目を向けると音楽の世界がブワッと広がります。


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これら3点を踏まえて、一度弾いた自分のフレーズにユニゾンしたりハモったりして録音して聴いてみてください。


結構難しくないですか?


自分がいかに「なんとなく」弾いているかを思い知ることになると思いますw


このハモを上手く決めるコツは簡単。


軸となる1本目のテイクのイメージを徹底的に固めることです。


上記の①〜③は、軸のイメージが完璧にできていれば自ずとできるようになりますよね。


軸のテイクと同じように弾けばいいから。


どういうニュアンスでいくか、どういうリズムでいくか、どこで切るか、を考えるということは、自分の感情を楽器に乗せてコントロールするということに他ならないですね。


そしてそこに気付いて意識していくと、今まで弾いてきたフレーズも表現のレベルがグッとあがること請け合いです。


YouTubeなどで機材紹介やアドリブの解説動画は沢山ありますが(もちろん皆様素晴らしく僕もよく参考にさせてもらいます)、こういうポイントに触れてる人はあまりいないのかなと思ったので書いてみました。


さぁ皆さん、自分に完璧に合わせられますか?? 


あっ、そしてメリークリスマス🎄

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